泰岳寺では、毎年8月に盆施餓鬼と棚経を行っております。

お盆の法要毎年8月にお盆の施餓鬼会と棚経を行います。卒塔婆の供養を行い、ご先祖さまへお参りします。

施餓鬼会の様子

泰岳寺のお盆

毎年8月10日盆施餓鬼会(おせがき)が行われます。一年を通して、泰岳寺の最も大きな行事です。
檀信徒の方々には泰岳寺にお越し頂き、本堂でご先祖様の卒塔婆を立て、施餓鬼のお参りをして頂きます。
8月11日~15日には、こちらから檀信徒の方々の家に出向き、仏壇の前でお経をあげる棚経へ伺います。
年に一度、ご先祖様へ、ご挨拶を致しましょう。

お盆のお施餓鬼の日程

お施餓鬼の日程
日 付 令和5年8月10日(木曜日)
場 所 泰岳寺 本堂(庫裡にて受付)
時 間 午前8時00分 ~ 午後4時00分
※受付は午後3時30分まで
備 考 新型コロナウイルス感染防止の為、下記にご協力下さい。

①本堂の席数は50席に限定します。庫裡の一部を待合室とし、席が空き次第、順次本堂へご案内します。

②当日は混雑が予想されます。不安な方は、当日にお参りされなくとも、お寺で卒塔婆を預かりますのでご安心下さい。8月11日以降、お寺の玄関で渡しますので、インターホンでお知らせ下さい。


※棚経は例年通り伺います。数分の滞在予定ですので、ご容赦下さい。
お施餓鬼の時間割
8:00~8:10 寺中・富ヶ丘・乾島
8:10~8:20 御油東・御油西・御油北
8:20~8:30 塚越南・塚越北
8:30~8:40 北御油南・北御油北
8:40~8:50 寄京南・寄京北
8:50~9:00 田中・駅前
9:00~9:10 駅南・土井の口・上三・上条本町
9:10~9:20 下条東・下条西
9:20~9:30 下条中・下条四方
9:30~9:40 下津南・下津北
9:40~9:50 津入・杁ヶ島・赤堀
9:50~10:00 幟・東邦・勝川・鳥居松1組・鳥居松2組
10:30~12:00 (受付11:30迄) 初盆(一年以内に亡くなった方)
13:00~16:00 (受付15:30迄) 別施餓鬼(地区以外)

施餓鬼では、お参りが終わると卒塔婆をお配りします。卒塔婆は、各お墓または仏壇に立ててご供養ください。

お盆の棚経の日程

棚経の地区別日程
8月11日(金) 遠近(地区以外)
8月12日(土) 乾島・津入・上条本町・杁ヶ島・駅南・鳥居松1組
塚越南北・寄京南北・北御油南北
富ヶ丘・寺中・御油東・東邦・幟
8月13日(日) 小野団地・勝川・遠近
下条東・西・中・四方
8月14日(月) 赤堀・鳥居松2組・駅前・弥生町・遠近
下津南北・田中・御油西・北

棚経は早朝から周ります。各日付とも多件にわたる為、詳細な時間は決めかねますのでご了承ください。

お施餓鬼での水向けとお参りの様子

施餓鬼とは?

施餓鬼とは、「悪道におち飢に苦しんでいる餓鬼(がき)に飲食を施して、善根をもって亡者の罪を減じ追福を願うため修する法会」です。要するに、お供え物を施すことにより得られる功徳を、自分ならびにご先祖様にめぐらせる儀式であります。
『お盆』という言葉は、中国から伝わった『盂蘭盆(うらぼん)』に由来します。その起源は古く、インドで雨季に僧院にこもって修行をする僧たちに、在家信者が食事を捧げたのが始まりとされています。
それが中国・日本に伝わる過程で、自らのご先祖様にもお供えをするようになり、お盆にお寺参りやお墓参りが行われるようになりました。それまで日本に根付いていた精霊送りとも合わさり、お盆に先祖供養の法要が行われるようになったとも言われます。
また中国においては『盂蘭盆経』という、餓鬼に施すことで功徳を得るという目蓮尊者の伝説もあります。

目蓮尊者の母は、生前に自分勝手で悪いことばかりしていました。そのため、死後の世界では餓鬼道に堕ちていたところを、目蓮尊者は神通力で発見します。いたたまれない目蓮尊者は、なんとか母を救いたいとお釈迦様に相談したところ、「餓鬼の為に棚を作り、お米とお水をお供えしお経をあげなさい」と教えられました。その通りにしたところ、母は救われました。

これが日本にも伝わってお盆のお供えと合わさり、旧暦7月15日の盂蘭盆に施餓鬼の法要が行われるようになったとも言われます。
さらにこの時救われたことを祝ったというのが、今の盆踊りの元にもなったと言われています。

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