室町時代にはじまる泰岳寺の歴史について

泰岳寺の境内案内境内には、本堂を始め山門や納骨堂・墓地(霊園)があり、お稲荷さんも安置されています。

泰岳寺の境内地

本堂

泰岳寺の本堂は開創500年に伴い、昭和63年(1988年)に改築され、同年5月3日に落慶されました。本堂の中心には須弥壇があり、本尊様として観世音菩薩が安置されます。両脇には、達磨大師と泰岳寺を開山した仁済宗恕禅師が安置され、本堂の南西側に賓頭盧尊者(びんずるそんじゃ)、北西側には阿弥陀如来が安置されています。入口には駕籠も掛かっています。
本堂の北側は位牌堂が連なり、寺院の歴代住職並びに檀信徒の方々の位牌が並びます。泰岳寺の主な行事は本堂で行われます。

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庫裡

泰岳寺の庫裏は、本堂と共に昭和63年(1988年)に工事が完了し、同年5月3日に落慶されました。和室と洋室があり、各行事の様々な場面で活用されます。東側と本堂脇には沸騰室があります。通常の玄関と大方玄関があり、大方玄関は行事の際に主に使用します。各和室からは中庭を見ることができ、その奥には茶室があります。御用の方は玄関からインターホンにてお知らせ下さい。

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茶室(圓庵)

庫裡の客殿として、本堂と共に昭和63年(1988年)に建てられ落慶されました。茶室は「圓庵(えんあん)」と名づけられ、4畳半の小間をはじめ、3畳間も2部屋あり、躙り口や水屋など、茶事ができる造りとなっております。小間からは中庭を眺めることができ、風流な景色を楽しみながら、お茶を満喫することができます。見学や茶事もできますので、お気軽にお問い合わせ下さい。

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納骨堂

泰岳寺の納骨堂は、本堂の西側に位置し、本堂・庫裏の改築工事に遡ること3年の昭和60年(1985年)に建立されました。須弥壇には釈迦如来が安置され、納骨されているご先祖様方をお守りしています。
鍵付のロッカー形式で区切られ、その中に納骨します。詳細はこちらもご覧ください。

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泰富稲荷(お稲荷さん)

泰岳寺境内には家内安全・五穀豊穣・商売繁盛・福徳円満の守護神とされる稲荷の神様が、泰富稲荷としてご奉安されています。
参道西側に多数の赤い鳥居が立ち並び、お稲荷様へと導きます。泰富稲荷は江戸時代に、泰岳寺11世樵雲和尚と地元有志が、京都伏見稲荷神社より御分身をお迎えしたことに始まります。
毎年2月の第4日曜に、稲荷の御祈祷が行われます。

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花園会館

本堂・庫裏の改築に伴い、泰岳寺境内に多目的ホールとして花園会館が建立されました。名称は大本山妙心寺に隣接する宿泊施設である花園会館に由来します。
30畳のホールと、2部屋からなる24畳の和室及び沸騰室・洗面所を完備しています。葬儀ホールとして活用されましたが、現在では様々な要望に合わせて貸出も行っていますので、お気軽にお問い合わせ下さい。

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山門

泰岳寺の南側には、お寺の玄関である山門が建立されており、山門から伸びる参道は本堂へ通じます。
15代目住職の雍山宗粛のときに、名古屋城の赤門(三の丸門)を寺の山門として貰い受けたといわれ、開創500年の改築に伴い石塔も新たに建立されました。
住職になる儀式の晋山式では、この門で一句唱えて泰岳寺に入寺します。現在の泰岳寺における古い建物の内の一つです。

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